ホロコーストと廃墟と私。

ホロコーストと廃墟に興味があります。訪れると心がざわめきます。

勇気の証言-ホロコースト展 アンネ・フランクと杉原千畝の選択

6/30(土)〜7/2(月)の3日間、大阪の梅田東コミュニティ会館で開催されていた展示会に行きました。

 

 

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どこが主催なのか知らずに行ったのですがホロコースト展の実行委員会でした。

・・・そんな委員会があるとは知らなかった。

共催で創価大学サイモン・ウィーゼンタール・センター(米国)となっていました。

 

小学生の頃、創価学会の会館でホロコースト展があったので創価学会ホロコースト関係者(ユダヤ人寄り)はコネクションがあるのでしょうか?

 関係者と思われる方やユダヤ教徒の方も見学されてました。

 

受付も学会の方と推測していますが、若い方も多くてどういった経緯で開催側になったのかなぁって思います(私も携わりたいので)

 

 

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展示会ではタイミングよく事務局の方の会場説明に参加できました。

20分ほど展示品の説明をされていました。

 

 

まず会場には、時代ごとのパネルの説明がありました。

何度も目にしたことのある写真が多かったです。

 

簡単なパネルの内容は、

第一次世界大戦に負けてデフレのドイツの中でヒトラー率いるナチスが台頭しました。

 

ユダヤ人をドイツ人社会から排除していき、ゲットーと呼ばれる劣悪な住居環境に閉じ込め、法的にユダヤ人絶滅へ導いていきました。

 

その動きはドイツからヨーロッパへ広がっていきました。という主旨でした。

 

 

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興味深かったのは、2人のホロコーストを生還した画家による絵画コーナーです。

 

 

事務局の方が、強制収容所での日常の写真は少ない。これらの絵画は日常が映し出されている当時を表す貴重な資料である、仰っていてそういった目線で見ると写真・映像が全てではないと改めて感じます。

 

 

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囚人服や収容所での食器(ボール)なども展示されてました。

 

 

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私がホロコーストに興味を持つきっかけとなったアンネ・フランク

思い入れがあるので展示を見ると懐かしいという感情が湧き出ます。

 

 

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杉原千畝の展示もありました。

彼の人間性に触れると身が引き締まります。

 

 

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沢山の方が真剣に見ておりました。

若い方も高齢な方も、イケイケ兄ちゃん風な方も、カップルも。

 

 

日常でホロコーストに関心があると伝えても周りの反応は薄いのですが、展示会でこのような方々を見ると仲間がいるような気がして、もっと知りたい・学んでみたい・この目で見たいと情熱が出てきます。

何らかの形で関わっていけたらと思っています。

 

 

中国は少数民族に対して排除という手段を取っていると見聞きし、同じようなことがいつでもどこでも起こりうる可能性があるのだということ、過ちを繰り返さないようにこういった学びが必要だと感じました。

 

 

全国各地で開催されているようなので機会があれば行っていただきたい展示会です。

 

 

https://www.soka.ac.jp/assets/static/special/holocaust/ 

 

 

 

 

 

 

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所を訪れて②

アウシュヴィッツ強制収容所を訪れた感想は?」と聞かれると、

一般的に相応しい返答ではないのかもしれないけど「時の経過を感じた」です。

(理由は後述します。もちろん悲惨で悲しかったのは言わずもがなです)

 

クラクフからバスで2,3時間程でした。

平日でしたが博物館には多くの人がいました。

秋晴れが気持ちの良い日でした。

 

公式ガイドの中谷剛さんに連絡を取りましたが、ちょうど日本に帰国中だとのことで個人で回ります。

 

館内は一部撮影禁止だったことと、パシャパシャ撮る気持ちにならなかったので館内写真はありません。アウシュヴィッツ強制収容所の有名な展示物はWEBで沢山出てきます。

私はWEBで出ない展示物のほうが関心を持ったため、それは撮っておいた方が皆様の参考になったなぁと反省しています。

※公式HPには簡単に各館の展示物が掲載されています。

 

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Bの大きさが逆なのは囚人の抵抗だという話は有名ですね。

 

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電流が流れていたらしい鉄格子。鉄壁という高さではありません。

 

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一つ一つの館に様々な展示があります。

見学コースになっている、ガス室の模型や生活の様子が展示されている館、収容所に送られた人達の所持品(トランクやメガネなど)が展示されている館は見学者が大勢いました。 

トランクに書かれた名前に知人(外国人)と同じ姓がいて、起こったことがリアルに感じられました。

 

 

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建物は半地下で物置となっていました。アウシュヴィッツに関しては、博物館に徹していて当時を偲ばせる建物ではありません。

(建物は当時のものでしょうが、この地下は当時からあったのでしょうか?ザクセンハウゼン強制収容所も訪れたのですが地下があったので元々あるんでしょうかね。この辺りはガイドさんがいないので分からなかったです)

 

ビルケナウは当時のままという感じで、よくできた博物館だなと思いました。

 

見学コースではない館(諸国の展示)は人の気がなくて、私一人が見学している!ということもありました。

青と白の縦縞囚人服にライトを当てて、影絵のように囚人が歩いているように見せる演出や、幸せそうな写真に名前・生年月日・死亡年月日が書かれたパネルが一面にあったり、博物館は客観的視点があるものだと認識していたのに違っていて怖いのです。

今立っていることも、このような演出方法も、徹底されていて息苦しくて、この展示方法にホロコーストは事実としてあったんだと実感しました。

(変なことを言っているかもしれませんが他の慰霊碑なども見学して、この考えは強くなりました。)

 

後半へ続きます。

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所を訪れて①

今からちょうど10年前にポーランドにある

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所を訪れました。

海外へは学校の授業で一度出ただけで、実質初めての海外旅行のようなものでした。

 

子どもの時から行きたくて堪らなかった場所が二つあって、

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所アンネ・フランクの隠れ家でした。

 

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所とは、ポーランドオシフィエンチム市(ドイツ語でアウシュヴィッツ)にある負の世界遺産です。

1940年設立当初はポーランド政治犯を収容するために設立されました。

時とともに欧州のユダヤ人、ジプシー、ソ連の捕虜などが収容されました。

ここで多くの人が飢え、重労働、医学実験、死刑執行、毒ガスで殺害と言った手段で虐殺されました。施設が機能した5年間で約150万人が殺害されたようです。

絶滅収容所とも言い、ナチス強制収容所で最も有名であり、「白い巨塔」のドラマにも出ました。

アンネ・フランクも1か月ほどビルケナウに収容されました。

 

さて、私の当初の計画では、

1日目 お昼位にワルシャワへ着くのでワルシャワ観光

2日目 ルブリンにあるマイダネク強制収容所見学

3日目 ワルシャワからクラクフへ移動

4日目 アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所見学

5日目 クラクフ観光

6日目 お昼位にクラクフから日本へ出発

 

 

実際には準備不足でマイダネク強制収容所は訪れることが出来ず、

アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所の見学に2日費やしたためクラクフ観光は十分に出来ずでした。(それでも駆け足での見学でした。)

 

 

マイダネク強制収容所のアクセスが「地球の歩き方」を読んでもピンと来ず、

「ホテルで聞けばいいか~」と思っていたのですが、まさかのホテルマンに「知らない」と言われ・・・「知らない」が答えになるなんて驚いたのですが、調べると前日にルブリンに居ないと十分に見学が出来ないことが発覚し断念。

マイダネク強制収容所を訪れる際はルブリンに前日から宿泊をオススメします。

 

 

同様にアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所クラクフよりオシフィエンチムに宿泊がベストだと思います。移動に時間を取られます。

(どこまでじっくり見学するかですが・・・)

 

マイダネク強制収容所は調べる限り、見応えがありそうなのでぜひ行きたいとは思っています。(もう思って10年経ちますが)

 

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ヨーロッパの街並みの美しさに感動・・・

出会いのきっかけ

私は小学校低学年の時に、「アンネの日記」を読んでからアンネ・フランクに強い関心を持ちました。

 

いつしかアンネ・フランクへの関心は、ホロコーストへ。

ホロコーストから廃墟にも興味を持ち始めました。

 

なぜ興味を持ったのかは上手く言葉にできません。

人の一生が激しく移り行く儚さに、なんとも言えない気持ちになるのかもしれないです。

 

難しい話は苦手ですが、知ることが私のライフワークだと思っています。

 

仲間ができたら幸いです。

 

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親に頼んで連れて行ってもらったアンネ・フランク展の展示会のパンフレット。

 

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何箇所か取れてるけど何度も読みました。